21/07/2014
かつての京都への街道の入口「京の七口」の一つ、鞍馬口の地にひっそりと佇む寺があります。閑臥庵です。「かんがあん」と呼びます。この地にはもと梶井常修院の宮がありましたが、江戸時代前期に後水尾法皇が王城鎮護のため貴船奥院より陰陽道最高とされる神鎮宅霊符神を勧請し、万福寺の千呆禅師を開山として寺としたのが始まりと伝わります。小さな境内に堂宇は本堂と鎮宅堂ほどですが、鎮宅堂には安倍晴明ゆかりの鎮宅霊符神の神像が祀られ、本堂には龍の天井画や近年チベット密教の高僧により作られた珍しい砂曼荼羅や興味深い寺宝などが観覧出来ます。また、本堂までの小さな参道はなかなか趣きがあり、境内に併設される普茶料理の建物の周囲にも美しい小庭園が散在します。近年、境内入口付近に羅漢石像が建ち並び境内に誘います。寺としてより普茶料理の店としてご存知の方もおられるでしょう。最終の画像は店の一間から窓越しに見た庭園の風景です。