戸隠かぞえ詩

戸隠かぞえ詩 戸隠観光協会の特設ページです。 運営:一般社団法人 戸隠観光協会
コミュニティ・ガイドラインは、戸隠観光協会のノート「Facebook コミュニティ・ガイドライン」を参照ください。
https://www.facebook.com/togakushi.kanko/notes

【戸隠かぞえ詩・九つ/人】 その昔、修験道の僧や信仰を持った一部の人しか近づけ得なかった聖地・戸隠も、今や信仰の有無、性別、国境に関わらず、だれもが訪れることのできる観光地・戸隠になりました。観光。わたしたちが知らず知らずのうちに使うように...
20/02/2018

【戸隠かぞえ詩・九つ/人】

その昔、修験道の僧や信仰を持った一部の人しか近づけ得なかった聖地・戸隠も、今や信仰の有無、性別、国境に関わらず、だれもが訪れることのできる観光地・戸隠になりました。

観光。わたしたちが知らず知らずのうちに使うようになったこの言葉は何のことでしょうか?

人々は戸隠にどんな「光」を見出し、足を運ぶのでしょうか?

それは、戸隠神社の祭事でしょうか?
それは、鏡池の紅葉でしょうか?
はたまた、戸隠そばでしょうか?

その問いに、ある人はこう答えました。
“光は、「その土地に暮らす人々の営みの豊かさ」の中にある”と。

その美しさは、お祭りのような「ハレ」の日の輝きではなく、人々の日々の暮らしの中にあるのだと。

おいしい野菜、おいしいおそば、あたたかな部屋、あるいは、美しい参道、安全な登山道、整ったゲレンデ…その陰には、戸隠の自然や文化を誇りに思い、次世代に継いでいきたいと切に願う人々の努力があることは、いうまでもありません。

戸隠には、きらびやかな観光施設も、インスタ映えするカフェも、大勢の人を泊められる温泉旅館も、最新型のゴンドラを備えたスキー場もありません。

そこにあるのは、ありのままの自然です。
そして、そこに神を見出し、祈り、守り、継いできた先祖と、バトンを渡された我々。

神と人、生きとし生けるものが、共存する戸隠。

温かな戸隠人の心に灯された「光」が、ここ戸隠を照らしています。

【戸隠かぞえ詩・八つ/蕎麦】平安時代、山岳修験者の携帯食としてそば粉が珍重されたことに端を発する戸隠のそばの歴史。江戸時代には、寛永寺から「そば切り」の技術が伝えられたという記録があります。その後、そば打ちの技術は里の人々にも広がり、磨かれ...
23/10/2017

【戸隠かぞえ詩・八つ/蕎麦】

平安時代、山岳修験者の携帯食としてそば粉が珍重されたことに端を発する戸隠のそばの歴史。江戸時代には、寛永寺から「そば切り」の技術が伝えられたという記録があります。
その後、そば打ちの技術は里の人々にも広がり、磨かれ、受け継がれていきました。
戸隠の民謡「戸隠小唄」に“娘十六 戸隠育ち 腕に覚えの手打ちそば”と謡わわれるほど、そば打ちの文化は戸隠の人々の生活に根づいていったのです。

戸隠のそばがなぜ旨いのか、それは、霧下で育まれる蕎麦そのものや、職人の高い技術もさることながら、一番は、水の良さだといわれています。
戸隠山からの伏流水である清らかで冷たい水は、そばの風味を引き出し、引き締め、絶妙な味わいをもたらしてくれます。

毎年10月晦日、戸隠神社で新蕎麦献納祭が行われ、新そばが献納されると、地区内の30軒あまりのそば店、宿坊、旅館などで新そばの提供が始まります。
今年は、ぜひ、新そばと一緒に水の美味しさを味わってみてください。

【戸隠かぞえ詩・七つ/山】戸隠山を初めて見た人は、その屏風のような山容に、目を奪われたはず。先人たちは、その山を「天の岩戸」に見立て、戸隠神社の御祭神として岩戸伝説の神々を祀ったことにも頷けます。そもそも、戸隠山を主峰とする戸隠連峰は、太古...
09/10/2017

【戸隠かぞえ詩・七つ/山】

戸隠山を初めて見た人は、その屏風のような山容に、目を奪われたはず。
先人たちは、その山を「天の岩戸」に見立て、戸隠神社の御祭神として岩戸伝説の神々を祀ったことにも頷けます。

そもそも、戸隠山を主峰とする戸隠連峰は、太古の昔、海底火山の噴出物が堆積した地層が隆起してできた山です。削れやすい凝灰岩質からなるため、「蟻の塔渡り」といわわれるようなノコギリの歯のような岩壁を見せています。
山が蓄え育んだ豊かな水は、人々に多くの恵みをもたらし、山への畏敬の念が育まれました。それが、山岳信仰の始まりです。
春夏秋冬、それぞれに違った表情を見せる戸隠山。
なかでも、雪に覆われる直前の、晩秋の輝きはひとしお。
山の頂で、中腹で、懐で。
「神」を感じる瞬間をお楽しみください。

【戸隠かぞえ詩・六つ/宿】古来、戸隠信仰の拠点として、全国からの参拝客をもてなしてきた戸隠の宿。宿坊と呼ばれるその宿は、時代を経て、宗教に関わらず、誰もが泊まれる旅の宿となりました。受験勉強や制作活動のために逗留(とうりゅう)する人も多く、...
15/09/2017

【戸隠かぞえ詩・六つ/宿】

古来、戸隠信仰の拠点として、全国からの参拝客をもてなしてきた戸隠の宿。宿坊と呼ばれるその宿は、時代を経て、宗教に関わらず、誰もが泊まれる旅の宿となりました。受験勉強や制作活動のために逗留(とうりゅう)する人も多く、その中には、名だたる文化人の姿もありました。ノーベル文学賞作家・川端康成もそのひとり。
川端康成が、「お宮かお寺じみた家は柱が太く屋根の萱が厚い」と描いた戸隠の家並みは、今年、「重要伝統的建造物群保存地区」に選定。建築を含めた戸隠の文化を次世代に残していくための取組みが、大きく後押しされることになりました。
現在は、宿坊のみならず、山小屋、ペンション、ロッジ、民宿などを合わせると100軒以上の宿が営まれている戸隠。
一度、戸隠の宿に泊まった人の多くが、リピーターになっています。そのわけは、涼しさ、静けさ、自然の素晴らしさだけではありません。宿の主人や従業員の素朴でやさしいもてなしが、多くの人を引きつけているのです。

早朝に山に登るお客さまのために、おにぎりと漬物を弁当に持たせてくれる宿、神主である主人が戸隠神社の御神籤について詳しく解説してくれる宿。中には、お客さまひとりひとりに添ったもてなしをしたいから、と、1日1組しか受け入れない宿もあります。それぞれに共通しているのは、戸隠の魅力をお客様に伝え、分かち合うこと。

料理を通して、会話を通して、戸隠の人々のおもてなしの心に触れてみてください。そこにはきっと、また来たいと思わずにはいられない秘密が、隠されているでしょう。

【戸隠かぞえ詩・五つ/菜】東京から戸隠へ。移り住んだ彼女の、もうひとつの喜びは、毎日清涼な空気を吸い、瑞々しい野菜を食べられることでした。畑で採れ立ての完熟トマトを食べた日のことを、彼女は忘れられません。それは、これまでスーパーで買って食べ...
22/07/2017

【戸隠かぞえ詩・五つ/菜】

東京から戸隠へ。
移り住んだ彼女の、もうひとつの喜びは、毎日清涼な空気を吸い、瑞々しい野菜を食べられることでした。
畑で採れ立ての完熟トマトを食べた日のことを、彼女は忘れられません。
それは、これまでスーパーで買って食べていたトマトとは全く違うのです。
分厚い果肉を一口噛むと、濃厚な果汁が滴る、酸味と甘みが絶妙でした。
これも、戸隠のおいしい水と空気の恩恵かもしれない、彼女は気が付きました。

標高600mから1000mの高地にある戸隠の耕作地では、5月の連休明けごろから野菜の苗が植えられ、種が蒔かれます。遅霜や低温など、気温変動の影響を受けつつ、畑の畦に稲わらを敷いたり、苗に肥料袋をかけたりと、お百姓さんは、その命を一所懸命守ります。
野菜作りは、その成長を遮る草や虫とのせめぎ合いでもあります。
お百姓さん達の日々の努力の結晶として実る野菜たち。
梅雨が明ける7月中旬頃になると、きゅうり、トマト、ナス、ピーマン、モロッコインゲンなど夏野菜が徐々に収穫の時期を迎えます。

ある専門家は言います。
“太古の昔の地殻変動で海底が隆起してできた戸隠の土壌には、たくさんのミネラルが含まれ、それが山の伏流水に溶け込んで野菜をおいしく育てる”
また、“高標高地ならではの昼夜の温度落差が野菜の味をよくしてくれる”のだと。

お盆が過ぎれば、秋がやってきます。
短い秋は、カボチャ、大根、サツマイモなどの秋野菜の収穫の季節。
子供たちは、焼き芋を楽しみに、せっせと落ち葉を集めます。
収穫した大根の葉は、乾燥させ、干葉として冬の味噌汁の具にする家も。

そして、11月。
霜が降り、朝晩の冷え込みが強くなると、いよいよ「お菜(野沢菜)採り」のシーズンです。
家々の軒先には干し柿が吊され、大根が並べられ、「もうお菜はつけたか?」「たくわんはどうだい?」「うちもそろそろ」というような会話が挨拶代わりに聞かれる季節。
そして、塩漬け、しょうゆ漬けなど、各家庭の味で漬け込まれた野沢菜やたくわん、白菜などを毎日食べて、長い長い冬を越すのです。
雪融けの山々で山菜が芽吹く、その日まで。

【戸隠かぞえ詩・四つ/水】秋、東京から戸隠に移り住んだ彼女が、一番始めに感じたことは、戸隠の水のおいしさでした。浄水器をつけなくていい、沸騰させなくてもいい、ただ、蛇口をひねるだけで、おいしくて、安全な水を飲めるありがたさ。そして、この水で...
12/06/2017

【戸隠かぞえ詩・四つ/水】

秋、東京から戸隠に移り住んだ彼女が、一番始めに感じたことは、戸隠の水のおいしさでした。
浄水器をつけなくていい、沸騰させなくてもいい、ただ、蛇口をひねるだけで、おいしくて、安全な水を飲めるありがたさ。
そして、この水で毎朝顔を洗っているうちに、荒れやすかった肌の調子もよくなりました。

ことを問えば、それもそのはず、戸隠の水は、山からの恵みの水。
水道水でさえ、そのほとんどが、戸隠連峰を水源としているというのです。

初めての冬、雪に閉ざされた山。
けれど、清らかな川の流れはとどまることなく、さらに、春には、雪解けの水が相まって、山里で暮らす人々の暮らしを潤してくれることを知りました。
彼女は、寒い冬も、乗り越える勇気が出ました。

春、戸隠神社奥社へお参りにいきました。
奥社の隣には、九頭龍社があり、そこには、古来、地主神として畏れられてきた「九頭龍大神」が祀られていることを知りました。
地元の人が「九頭龍さん」と呼ぶその神様こそ、生命の源である水を司る神様。

日照りの際に、黒姫山の麓の種池から水を汲み、戸隠山の九頭龍社でご祈祷を受けて持ち帰り、田畑にまくと、必ず雨が降るとか。

夏が近づいた夕暮れ。
彼女は、戸隠山の方角に、龍のような形をした一筋の雲が流れていくのを見ました。
もしかしたら、今も、九頭龍さんは、形を変えて、戸隠の空を飛び、人々を見守っているのかもしれない。
彼女は、そんなことを思いながら、今日も戸隠のおいしい水を飲んでいます。

【戸隠かぞえ詩・三つ/花】戸隠の花のイメージといえば、何色でしょうか。オオヤマザクラの桜色?それとも、トガクシショウマの薄紫色?高原花豆は朱色の花を咲かせます。けれど、一番しっくりくるのは、白かもしれません。それは、春を告げる、ミズバショウ...
18/05/2017

【戸隠かぞえ詩・三つ/花】

戸隠の花のイメージといえば、何色でしょうか。
オオヤマザクラの桜色?
それとも、トガクシショウマの薄紫色?
高原花豆は朱色の花を咲かせます。

けれど、一番しっくりくるのは、白かもしれません。
それは、春を告げる、ミズバショウの花を包む苞(ほう)の色。
それは、夏と秋に実りをもたらす、そばの花の色。
そして、厳寒の冬に木の枝を彩る雪の花の色。

人々が行き交う道端を彩る花、林の中でひっそりと咲く花、独特の芳香を放つ花。
春も夏も、秋も冬も。
戸隠には、いつも花があります。

あなたのお気に入りの花を探しに、出かけませんか?

【戸隠かぞえ詩・二つ/鳥】“野鳥の宝庫”といわれ、全国各地から愛鳥家たちが集まる戸隠その発端は、昭和8年のこと宝光社から火之神子社へと続く神道の途中で、NHK長野放送局が日本で初めて、野鳥の鳴き声を全国に中継したのですこれを機に、戸隠は野鳥...
01/05/2017

【戸隠かぞえ詩・二つ/鳥】

“野鳥の宝庫”といわれ、全国各地から愛鳥家たちが集まる戸隠

その発端は、昭和8年のこと
宝光社から火之神子社へと続く神道の途中で、NHK長野放送局が日本で初めて、野鳥の鳴き声を全国に中継したのです
これを機に、戸隠は野鳥の宝庫として全国的に知られるようになりました

年間で百種類以上の野鳥が観察できる戸隠高原
特に、古来からの雑木林が保全されている戸隠森林植物園は鳥たちにとって絶好のサンクチュアリ

さらに素晴らしいことは、林を縫うように遊歩道が整備されていること
木々の芽吹きが本格化する5月中旬頃までは、枝から枝へと飛び交う鳥たちの姿をだれもが、間近に見ることができます

たとえ、その姿が見えなくても、鳴き声はいつでも聴くことができます

旅の目的がバードウォッチングではなくとも、ぜひ一度、野鳥の囀りに耳を傾けて、森を歩いてみてください
その声は、鳥たちのラブソング

きっと、日常では得がたい、
和やかな気持ちがあなたを満たしてくれるでしょう

【戸隠かぞえ詩・一つ/神】平安時代から、山岳修験の地として畏れられてきた聖地 戸隠長い歴史の中で、多くの人々が“何か”に突き動かされてこの地を志しこの地で祈り、葛藤し、悟り、“何か”を体得して故郷へ帰っていきました志半ばで命を落とした人も数...
27/04/2017

【戸隠かぞえ詩・一つ/神】

平安時代から、山岳修験の地として畏れられてきた聖地 戸隠

長い歴史の中で、多くの人々が“何か”に突き動かされてこの地を志し
この地で祈り、葛藤し、悟り、“何か”を体得して故郷へ帰っていきました
志半ばで命を落とした人も数知れません

“何か”とは、何か?
それは目に見えない
大いなる存在

修験道、神仏混沌、そして神道
人々の信仰の形態は変化すれど、この大いなる存在は、遥かなる時を越え、私たちを突き動かしてくれます

目に見えないけれど、“感じる”でしょう
戸隠の森の中を歩き、
風にそよと吹かれた瞬間、
樹間から太陽のきらめきを見た瞬間、
あるいは、沢に流れる雪解け水を口に含んだ瞬間

その瞬間、数多の人々が命を賭けてでも、この地に祈りを献げた理由を、ほんの少しだけ、理解できるかもしれません

住所

Nagano-shi, Nagano
381-4101

電話番号

026-254-2888

ウェブサイト

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