宮崎県高千穂町の秋元は、神山・諸塚山のお膝元に広がる、ちいさなちいさな集落です。町の中心から車で30分。数ある集落の中で最も山奥に位置します。神話の郷として知られる高千穂地域ですが、秋元集落でも氏社である『秋元神社』を中心として、季節の節目にはお祭りをして神楽を舞うなど、神と共にある暮らしが色濃く残っています。
■“民宿まろうど”について
“民宿まろうど”は、集落の入り口からさらに山を登り、美しい山間をかき分けて進んだ先にあります。山深い立地は夏でも涼しく、さわやかな空気を満喫できる空間を可能にしています。冬はちょっと(いえ、もしかしたらものすごく!)寒さが厳しいですが、雪が降った朝のキンと澄んだ雰囲気は、神聖な心持ちがして身が引き締まります。春には花、秋には紅葉と、四季を通して秋元の美しい自然を満喫していただけます。人里を離れる自由と解放感と、ほんのひと匙の孤独感と共に、日常では味わえ
ない旅情を感じていただければ幸いです。
■“まろうど酒造”について
民宿に併設する“まろうど酒造”では、秋元集落の棚田米を使った“どぶろく『千穂まいり』”と“あまざけ+乳酸菌飲料『ちほまろ』”を醸しています。
“どぶろく”は古くから日本の村人に親しまれてきたお酒です。高千穂地域に伝わる夜神楽でも、国創りの神さまであるイザナギノミコトとイザナミノミコトが、酒こしをする舞が舞われています。お米の風味がそのまま残った素朴な味わいをお楽しみください。
“あまざけ”も同じく昔から日本人に愛されてきた飲み物です。“飲む点滴”と言われるほど栄養価が高いことから、力仕事をこなす人々のエナジードリンクとしても飲まれてきました。そんな“あまざけ”に新しい風を吹き込もうと生まれたものが、“あまざけ+乳酸菌飲料『ちほまろ』”です。糀で醸される発酵飲料の甘酒に乳酸菌をプラスして、Wで発酵させた新感覚のあまざけです。シリーズ展開として、ノーマルタイプの「プレーン味」の他に、宮崎県特産の柑橘類“へべす”の果汁を加えた「へべす味」と、健康志向の方に大人気の「玄米味」の3種類をご用意しています。さわやかな酸味が心地よい栄養たっぷりの『ちほまろ』で、心と体の健康をお届けできればと思います。